仮想通貨取引所とは?取引所と販売所
みなさんこんにちは!
数日ブログを更新していなかったんですが、仮想通貨の話は相変わらず毎日耳にしますね。
最近では、各国の政府や銀行が仮想通貨に対応する姿がよく見られます。規制を発表する政府もあれば、推進を考えると発表した政府もあったり。。
ちなみにここ日本では先月、金融庁が仮想通貨取引所として登録した事業者を発表しました。
これは仮想通貨法により導入された登録制によって、仮想通貨交換業を行う事業者を登録するといったものです。
(詳しくはこちらで↓)
beginner-ico.hatenablog.com
そしてこの度、正式に11社が仮想通貨取引所と認められるようになったということで。。。。
今回は仮想通貨取引所についてまとめてみてました!
度々見られたこのキーワード。見て見ぬふりをしてたんですが、ついにやってやりました。。
仮想通貨取引所とは?
仮想通貨取引所とは、仮想通貨の交換、または仮想通貨の管理といったサービスを提供している仮想通貨交換業を営む事業者です。
そして今回の金融庁の認定により、以下の事業者が現在日本の仮想通貨取引所となりました。
マネーパートナーズ
QUOINE
bⅰtFlyer
ビットバンク
SBIバーチャル・カレンシーズ
GMOコイン
ビットトレード
BTCボックス
ビットポイントジャパン
フィスコ仮想通貨取引所
テックビューロ
―11社もあるんですね。これらの取引所はどのように運営されているんでしょうか?
取引所と販売所
仮想通貨取引所では主に2つの事業で利益を出しています。
A 法定通貨や仮想通貨を交換したい人をマッチングさせ手数料を徴収する取引所
B 仮想通貨を実際に販売する販売所
―この取引所と販売所。何か異なる点があるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
A 取引所
仮想通貨取引所は、ユーザー同士の需給をマッチングさせることで利益を上げています。これを取引所といいます。
本来、仮想通貨は取引所を介さず買い手と売り手の二者間で取引ができるものですが、個人が売買相手を探すのは容易ではなく、また取引の効率もよいとはいえません。
そのため、仮想通貨の交換を行いたい人は買い手と売り手が集まる仮想通貨取引所を利用して取引を成立させようとします。
そして仮想通貨取引所は、この取引所を運営し手数料を徴収することで利益を出しています。
―買い手の売り手の間を取り持って利益を上げているんですね。それではそのマッチングとはどのように行われているのでしょうか。
マッチング方法
現在の取引所では、証券取引などにみられるオーダードリブン方式を使ったオークションのような形が主流となっています。
オーダードリブン方式 (引用元:野村証券)
市場に集まってきた注文を価格優先・時間優先の原則に従って付け合わせて商いを成立させる方法で、「オークション方式」とも呼ぶ。ニューヨーク証券取引所や東京証券取引所など主要市場の代表的な価格決定の方式。
具体的にどのように行われているかというと、
例えば、Aさんがビットコインを20,000円で売りたいとします。この売り手の売却希望価格をオファーといいます。
そこにBさんが15,000円でビットコインを買いたいと注文を出しました。この買い手の購入希望価格をビットといいます。
現時点でAさんとBさんがそれぞれオファーとビットを提示していますが、ここではまだ取引が成立しません。
その後、売買を成立させたいと考えたAさんは、20,000円のオファーを18,000円に下げます。
しかしどうしても15,000円でビットコインを購入したいBさんは、ビットを変更しませんでした。
するとそこにCさんが現れ、18,000円払ってもいいとビットを出しました。
ここではじめて取引成立が成立します。
なぜならAさんのオファーとCさんのビットがマッチしたからです。
BさんはCさんよりも先にビットを出していたにもかかわらず、Cさんが取引をすることになったのは、価格優先の原則に従いAさんのオファーと同額をビットしたCさんに購入権が与えられたためです。
つまり買いたい人と売りたい人の価格がマッチしたとき、取引が成立します。
これに対し、Cさんが18,000円ではなくBさんと同じ15,000円でビットし、Aさんもしくは他の誰かが15,000円でオファーを出したとします。
その場合は時間優先の原則に従って、先に注文を出したBさんが取引を成立させることができます。
B 販売所
仮想通貨取引所によっては、実際に仮想通貨を保有しそれを一定のレートで販売している所もあります。これを販売所といいます。
この販売所は取引所と併設されている所が多いです。しかし販売所しか設けていないといった仮想通貨取引所もあります。
販売所も仮想通貨を売買できる点で取引所と同じですが、ユーザー同士の需要と供給がマッチしないと売買が成立しない取引所に対し、販売所では仮想通貨を指定の量ですぐに売買することができます。
またレートもある程度固定されているので、(数十秒単位で変化する販売所もありますが)価格の変動が激しい相場で売り損ねた、買い損ねたという時に利用する人も多いようです。
その反面、価格は比較的割高もしくは割安に設定されています。
bitFlyerにおける取引所と販売所(1分差異)
―約1万円前後の価格差が見られますね。
公式サイト(https://bitflyer.jp/)
取引における手数料
仮想通貨取引所は主に手数料を得ることで運営されていますが、その手数料には様々なものがあります。
代表的なものは、取引が成立する度に発生する取引手数料です。
取引手数料は取引所によって異なりますが、日本の仮想通貨取引所では0.数%といった料金を設定している所が多いようです。
また法定通貨の入出金や仮想通貨の種類、取引内容によっても様々な手数料が設定されています。
これらは全て取引所よって異なるので、手数料が取引所を選ぶ上での判断材料になっているのは間違いありません。
まとめ
今回は仮想通貨取引所についてまとめてみました。
仮想通貨取引所は主に、利用者同士の売買をマッチングさせる取引所とレートを設定して実際に販売を行う販売所で運営されているんですね。
それに伴って色々な手数料があったりして。。
実際にあの画面がズラリと並んでいる証券取引所みたい場所もあるのかな?
奥が深いっす仮想通貨!